とある一日のできごとです。
いつもとおり、数人の子どもたちで店内が賑わっている時に、一人の女性が遠目に店内を見ておられました。
店の外へ出て「良かったら見ていってくださいねー」とお声かけすると、
「いえ、実は今、店の中にいる二人がうちの孫で・・・。初めて子どもだけで買い物に来てるんです。普段は親が持ってるカゴにおやつを入れるだけで自分でお金を使うことが無いから、100円でどれだけのモノが買えるとか知らないんです。だから今日は’はじめてのおつかい’のような感じで、子どもだけで来てるんです。それでつい心配になって覗きに来ちゃいました・・(笑)」と、心配そうに店内をのぞきながらお話ししてくれました。
「そうなんですね。それは緊張しますね。でも’これは何円ですか?’とこちらにハキハキと質問していましたし、シッカリされてましたよ。」とお答えすると
「そうですか、それは良かったです。じゃあ見つからないうちに帰りますね」と、ホッとひと安心した様子で帰られました。
その後、そんなことは知らない子供たちは、買い物を済まして「ありがとうございました。」と店員にお礼の言葉を残し満足気に帰っていきました。
駄菓子屋の意義
駄菓子屋はもちろん「食べるための駄菓子を買う」場所なんですが駄菓子屋の買い物にはそれ以外、それ以上の意味があったりします。
- 自分が食べるお菓子がどれくらいのお金で買えるのか
- 1か月のお小遣いの中で今日は何円使うのか
- 金額を自分で計算すること
など、「お金に関すること」はもちろんですが、
- 自分でお金を支払うこと
- 自分で選んだ駄菓子を、自分の持つカゴに入れること
など、「自分の欲しいものを自分で買う」という買い物の原体験にもなるのではないかと思います。
まあでも何やかんやいっても、一番大切なのは単純に「駄菓子屋で買い物をしている時間が楽しい!」ということですよね。
だがしや2時45分では、楽しい時間を過ごせるようにたくさんの駄菓子やおもちゃを置いてありますので、ぜひ遊びにきてくださいねー。